誓約書(検査対象外)
公開資料に記載のある書類/根拠:自治体の申請様式
- 位置づけ
- 自治体指定様式
- 条件
- 大分県中部保健所由布保健部管内(由布市内)。ほかの保健所・大分市には同種の様式が見当たりません。なお、この様式と案内が載っているのは由布保健部の「申請手続きの流れ(新設)」ページと「※施設を新設」と題したフローPDFで、「既設」のページには記載がありません。ただし出典が示す条件は「建築確認申請の対象建築物ではない」「都市計画区域外」という建物の属性であり、新築に限る旨の記載はありません。既設物件での取扱いは由布保健部にご確認ください。
- 取得・作成
- 申請者(様式は中部保健所由布保健部が配布)
- 注意
- 中部保健所由布保健部が、検査済証を添付できない場合の書類として様式付きで公開しているものです。2つのパターンがあります。建築確認申請の対象建築物ではない場合の様式は「今回の旅館業法に基づく営業許可申請において、旅館業法の許可を取得しようとする建築物が建築確認申請の対象建築物ではないので、検査済証を添付できません。ただし、今回申請した建築物において、建築基準法上の問題が生じた場合は、所管行政庁等の指導に従うことを誓約します。」という文面で、都市計画区域外の場合はその理由が差し替わります。建築工事届を提出したことが確認できる書類とあわせて提出します。検査済証がそもそも要らない建物であることを説明する書類であり、検査済証が必要な規模の建物で紛失した場合の代わりにはなりません。
- 宿カギの対応
- 宿カギが作成を担当できる(建築確認の要否について建築部局の確認が前提になります)
出典:誓約書(検査対象外)※建築確認対象外/都市計画区域外の2パターン(大分県中部保健所由布保健部)/誓約書(検査対象外)[Word](大分県中部保健所由布保健部)/申請手続きの流れ(新設)/旅館業ポータルサイト(由布市内)(大分県中部保健所由布保健部)
宿カギの実務メモ(大分県)
宿カギの補足 — 以下は自治体の公開資料の記載ではなく、宿カギが実務で得た見立てです。
大分県で注目に値するのは、中部保健所由布保健部です。県内で唯一、旅館業のポータルサイトを持ち、新設・既設・承継でページを分けています。そして検査済証が不要な建築物について「誓約書(検査対象外)」というWordの様式を、建築確認対象外の場合と都市計画区域外の場合の2パターンで配っています。文面は「建築確認申請の対象建築物ではないので、検査済証を添付できません。ただし、建築基準法上の問題が生じた場合は、所管行政庁等の指導に従うことを誓約します。」というものです。ここまで具体的に様式化している自治体は多くありません。
ただし気をつけていただきたいのは、この誓約書が使えるのは「そもそも検査済証が要らない建物」の場合だという点です。検査済証が必要な規模の建物で紛失している場合には使えません。その場合について由布保健部は、大分土木事務所に証明願で対応できるか確認するよう案内していますが、これは相談の指示であって、証明願が提出書類として受理されると書かれているわけではありません。
用途変更については、県が全国的にも進んだ対応をしています。建築確認申請を要しない用途変更(200㎡以下)について建築士による適合証明書の提出を求め、県自身がWordの参考様式を記載例つきで配っています。ただしこれは用途変更後の適合確認であって、検査済証の代わりではありません。
最後に注意点をひとつ。中核市の大分市は、旅館業の手引きも必要書類一覧も様式も公開していません。市内の物件では、県の手引きをそのまま当てはめずに市保健所へ直接確認してください。宿カギがこれまで扱ってきた案件でも、公開資料がない自治体では窓口確認が出発点になりました。
※ いずれも過去の個別案件での経験に基づくもので、同じ結果を保証するものではありません。