検査済証が交付済みであることの証明書(検査済証の証明書)
公開資料に記載のある書類/根拠:自治体の申請様式
- 位置づけ
- 台帳記載事項証明
- 条件
- 徳島保健所・阿南保健所・吉野川保健所の各管内。美波保健所の最新版の必要書類には紛失時の証明書への言及がなく、美馬・三好の2保健所は旅館業の必要書類自体を公開していません。
- 取得・作成
- 徳島市内は徳島市建築指導課、徳島市以外は県土整備事務所
- 注意
- 検査済証そのものに代えて提出できるものとして、徳島・阿南・吉野川の3保健所が必要書類の一覧に併記しているものです。徳島保健所版は「6 建築基準法(第7条第5項)による検査済証 (または検査済証が交付済みであることの証明書) ※徳島市は徳島市建築指導課、徳島市以外は徳島(吉野川)県土整備事務所が発行」としており、発行元まで示しています。阿南・吉野川の両保健所は「「検査済証」を紛失された方は、「検査済証の証明書」」という書き方です。いずれも検査済証が過去に交付されていることが前提の再証明であり、そもそも完了検査を受けていない建物には出ません。
- 宿カギの対応
- 取得の進め方を案内できる
出典:旅館業営業許可申請に係る必要書類(必要書類確認一覧)(徳島県(徳島保健所))/旅館業許可申請に係る必要書類について(徳島県(南部総合県民局保健福祉環境部〈阿南庁舎〉))/旅館業許可申請に係る必要書類について(吉野川保健所版・PDF作成日2026-05-19)(徳島県(吉野川保健所))
宿カギの実務メモ(徳島県)
宿カギの補足 — 以下は自治体の公開資料の記載ではなく、宿カギが実務で得た見立てです。
徳島県でまず知っておいていただきたいのは、検査済証が法令で決まった添付書類ではないことです。旅館業法施行細則が定めているのは、200メートル以内の地物の図面と登記事項証明書だけ。検査済証は各保健所が独自に作る必要書類の一覧に出てくる、運用上の書類です。
その結果、保健所ごとに書きぶりが分かれます。徳島・阿南・吉野川の3つは「検査済証の証明書」で代替できると明記していて、徳島保健所にいたっては発行元まで書いています。徳島市内なら徳島市建築指導課、それ以外は県土整備事務所です。ここまで具体的だと動きやすいと思います。
ただし、この証明書は検査済証が過去に交付されている場合の再証明です。完了検査そのものを受けていない建物には出ません。そして、そういう建物をどう扱うかを書いた資料は、今回調べた範囲では徳島県内に見当たりませんでした。建築基準法第12条第5項の報告や既存建物の調査報告といった言葉も出てきません。
もうひとつ、美波保健所の必要書類は2026年8月5日作成というごく新しい版で、用途変更200㎡以下の建築士による証明書が入っています。県内でこれに触れているのはここだけです。他の3保健所の版は国の通知より前の作成日で、まだ反映されていません。同じ県の同じ組織のなかで運用が過渡期にある、ということです。自分の管轄の版がいつ作られたものかを見ておくと、窓口で聞くべきことがはっきりします。宿カギがこれまで扱ってきた案件でも、版の新旧を確かめることが結果的に近道でした。
※ いずれも過去の個別案件での経験に基づくもので、同じ結果を保証するものではありません。