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島根県で検査済証がない場合の旅館業許可

島根県・松江市いずれの旅館業許可の公開資料にも「検査済証」の語が一切現れません。ウェブページの添付書類の一覧に載っていないだけでなく、両者の例規集の本文を検索しても、旅館業法施行条例・施行細則には出てきません。さらに島根県の施行細則の様式第1号には「添付書類」の欄そのものがありません。松江市の様式には添付書類の欄がありますが3項目の限定列挙で、包括条項もありません。したがって「検査済証は不要」ではなく「公開資料は検査済証について何も述べていない」というのが正確な状態です。

本ページは、島根県の旅館業許可に関する公開手引き等に基づく建築書類まわりの整理です。手引きの内容は改定されることがあり、個別物件の扱いは物件の状態や窓口の判断によって異なります。最新の要件は、必ず管轄の保健所・建築部局でご確認ください。本ページは、許可の取得や証明書の発行を保証するものではありません。

島根県の要点

「公開資料では確認できず」は、今回確認した公開資料の範囲に記載が見当たらなかったという意味です。その書類が不要であること、あるいは代替が認められないことを示すものではありません。実際の取扱いは物件ごとに異なるため、管轄の保健所・建築部局にご確認ください。

島根県で検査済証がない場合に確認されている書類

検査済証そのものが見つからない場合

検査済証が手元にない、または交付されていない場合に、公開資料で案内されている書類です。

建築台帳記載事項証明(島根県建築住宅課/確認済証・検査済証を紛失した場合)

公開資料に記載のある書類/根拠:自治体の公式ウェブページ

位置づけ
台帳記載事項証明
条件
島根県が特定行政庁である区域。松江市・出雲市など市が特定行政庁である区域は各市に照会することになります。台帳に記載がある建築物に限られます。
取得・作成
島根県土木部建築住宅課/各県土整備事務所建築部・隠岐支庁県土整備局建築部
注意
島根県土木部建築住宅課は「確認済証や検査済証を紛失してしまった場合、建築確認台帳に記載されている内容を転記した「建築台帳記載事項証明」を交付することができます。」として、事務処理要領と申請様式を公開しています。出典が紛失時の代替として書いている、県内で唯一の記載です。ただしこれは建築部局の制度で、旅館業許可申請でこの証明が受理されると明言した公開資料は、島根県・松江市いずれの旅館業側にも確認できていません(確認できていないことは、使えないことも不要であることも意味しません)。台帳に記載がなければ交付されません。
宿カギの対応
取得の進め方を案内できる

出典:建築基準法(建築確認台帳記載事項証明事務処理要領/最終更新日 令和8年3月31日)(島根県(土木部建築住宅課))

建築士による証明書の取扱い

公開資料では確認できず/根拠:公開資料では確認できず

範囲
島根県の各保健所および松江市(島根県との共同設置の松江保健所)のいずれについても、建築士による証明書に関する記載を確認できていません。

島根県薬事衛生課の様式集、県央保健所・隠岐保健所などの各保健所のページ、松江市の旅館業のページ、そして両者の例規集の本文のいずれにも、建築士に関する記載がありませんでした。記載が確認できないことは、その書類が不要であること、あるいは建築基準法への適合が不要であることを意味しません。令和8年5月28日の通知(健生衛発0528第1号・国住指第164号)は都道府県・保健所設置市・特別区の担当部長宛てに出されており、公開ページに記載がないことは、その自治体が通知の対象外であることを意味しません。住宅などからの用途変更を伴う場合の取扱いは、管轄の保健所と建築部局の双方にご確認ください。

出典:旅館業の営業許可(島根県薬事衛生課 生活衛生関係営業様式集)(島根県薬事衛生課)/旅館業営業許可申請書(島根県 様式第1号)(島根県)/旅館業営業許可申請書(松江市・様式第1号/添付書類欄を含む)(松江市・島根県共同設置松江保健所)/島根県例規検索システム(島根県令規全集)(島根県)/旅館業の許可時における建築基準法への適合確認の徹底について(令和8年5月28日 健生衛発0528第1号・国住指第164号)(厚生労働省・国土交通省)

島根県内の管轄自治体による違い

島根県内の旅館業の窓口は、県の各保健所(松江・雲南・出雲・県央・浜田・益田・隠岐)と、松江市です。松江保健所は松江市と島根県の共同設置という形をとっています。県の権限移譲を示す規定は例規集で確認できませんでした。この県の特徴は、旅館業の公開資料に建築関係の書類がまったく現れないことです。島根県旅館業法施行細則の様式第1号には「添付書類」の欄そのものが存在せず(様式第2号・第4号・第6号には存在します)、本則で添付書類を定めているのは第7条第2項(変更届に係る図面)だけです。松江市の様式第1号には添付書類の欄がありますが3項目の限定列挙で、「その他市長が必要と認める書類」のような包括条項もありません。記載が確認できないことは、その書類が不要であること、あるいは建築基準法への適合が不要であることを意味しません。実際の取扱いは事前相談での個別の指示に委ねられています。

島根県で検査済証がない場合に次に確認すること

上記は公開手引き等から読み取れる範囲の整理であり、次の点は個別物件ごとに管轄窓口での確認が必要です。

  1. まず物件の所在地を所管する保健所を確認する(松江・雲南・出雲・県央・浜田・益田・隠岐)。松江市内と安来市は松江保健所です。
  2. 公開資料に建築関係の書類が一切ないため、必要書類の範囲を事前相談で保健所に直接確認する(記載がないことは不要という意味ではありません)。
  3. 島根県の様式第1号には添付書類の欄自体がないことを踏まえ、様式だけを見て準備を終えない。
  4. 松江市の様式は添付書類が3項目の限定列挙ですが、これも建築関係の書類がないというだけです。窓口で範囲を確認してください。
  5. 建築基準法への適合は旅館業とは別に必要なため、管轄の特定行政庁に用途変更や必要な手続きを確認する。
  6. 検査済証・確認済証を紛失している場合は、島根県土木部建築住宅課(県が特定行政庁の区域は各県土整備事務所建築部)に建築台帳記載事項証明の交付を申請できるかを確認する。あわせてその証明を旅館業の許可申請で受理してもらえるかを管轄の保健所にも確認する(受理を明言した公開資料は確認できていません)。
  7. 住宅などからの用途変更に当たるか、当たる場合は用途変更する床面積の合計が200㎡を超えるかを確認する。
  8. 消防についても旅館業の資料に記載がないため、所轄の消防本部に必要な手続きを直接確認する。
  9. 県の旅館業における衛生等管理要領(全32ページ)で構造設備と衛生措置の基準を確認する。
  10. 手数料の支払いは、しまね電子申請サービスに対応しているかを確認する。

様式(公式ページ・ダウンロード)

リンク先は各自治体の公式ページです。様式は改正されることがあるため、提出前に最新版かどうかを必ずご確認ください。

宿カギの実務メモ(島根県)

宿カギの補足 — 以下は自治体の公開資料の記載ではなく、宿カギが実務で得た見立てです。

島根県は、公開資料から建築関係の要求がまったく読み取れない県です。しかもその薄さの度合いが特徴的で、県の施行細則の様式第1号には「添付書類」の欄そのものがありません。様式第2号・第4号・第6号にはあるのに、許可申請の様式にだけないのです。本則で添付書類を定めているのも変更届の図面についてだけです。

松江市は添付書類の欄を持っていますが、3項目の限定列挙で、「その他市長が必要と認める書類」のような包括条項もありません。つまり条文の上では、追加の書類を求める根拠すら見当たらないという状態です。

それでも「検査済証は不要」と結論するのは危険です。書かれていないことと、求められないことは違います。両者の例規集を検索すると「検査済証」を含む例規は島根県で17件、松江市で14件ありますが、そのいずれにも旅館業法施行条例・施行細則は含まれていません。つまり県も市も、旅館業については建築の書類を条文で扱っていないというだけです。実際の運用は事前相談での個別の指示に委ねられています。

宿カギがこれまで扱ってきた案件でも、公開資料がここまで薄い自治体では、窓口が何を見ているかを早い段階で確かめることがそのまま結果を左右しました。建築部局への台帳照会と保健所への事前相談を並行して進めるのが確実です。

※ いずれも過去の個別案件での経験に基づくもので、同じ結果を保証するものではありません。

島根県についてよくある質問

島根県では検査済証が要らないという意味ですか。
そう読むことはできません。島根県・松江市いずれの旅館業許可の公開資料にも「検査済証」の語が現れないのは事実で、両者の例規集を検索しても旅館業法施行条例・施行細則には含まれていません。しかしこれは公開資料が検査済証について何も述べていないということであって、不要と決まっているわけではありません。記載が確認できないことは、その書類が不要であること、あるいは建築基準法への適合が不要であることを意味しません。実際の取扱いは事前相談での個別の指示によりますので、管轄の保健所にご確認ください。 (出典:旅館業営業許可申請書(島根県 様式第1号)) (出典:旅館業営業許可申請書(松江市・様式第1号/添付書類欄を含む)) (出典:島根県例規検索システム(島根県令規全集)) (出典:松江市例規集(松江市旅館業法施行細則を収録))
島根県の様式には添付書類の欄がないと聞きました。
はい。島根県旅館業法施行細則の様式第1号(旅館業営業許可申請書)には「添付書類」の欄そのものが存在しません(様式第2号・第4号・第6号には存在します)。本則で添付書類を定めているのは第7条第2項の変更届に係る図面だけです。松江市の様式第1号には添付書類の欄がありますが3項目の限定列挙で、包括条項もありません。様式だけを見て準備を終えず、窓口で必要書類の範囲をご確認ください。 (出典:旅館業営業許可申請書(島根県 様式第1号)) (出典:旅館業営業許可申請書(松江市・様式第1号/添付書類欄を含む)) (出典:島根県例規検索システム(島根県令規全集))
消防法令適合通知書は島根県で必要ですか。
公開資料では確認できていません。県・松江市いずれの旅館業関係の資料にも消防法令適合通知書の記載がなく、例規集の本文を検索しても0件でした。県の旅館業における衛生等管理要領に「常時消防関係機関の指導を受ける等災害時の態勢を常に整えておくこと」という一般的な記述があるだけです。記載が確認できないことは、その書類が不要であること、あるいは建築基準法への適合が不要であることを意味しません。所轄の消防本部に必要な手続きを直接ご確認ください。 (出典:旅館業における衛生等管理要領(島根県様式集掲載・全32ページ)) (出典:旅館業を営業する(県央保健所 営業六法・旅館業)) (出典:旅館業営業許可申請書(松江市・様式第1号/添付書類欄を含む))
検査済証が見つからない場合、島根県ではどうすればよいですか。
旅館業の公開資料には代わりの書類の記載がありません。まず管轄の特定行政庁に確認済証・検査済証の台帳照会を依頼し、記録の有無を確かめてください。あわせて管轄の保健所に事前相談し、必要書類の範囲を確認することをおすすめします。建築基準法への適合そのものは旅館業とは別に必要ですので、建築部局にも用途変更や必要な手続きをご確認ください。 (出典:旅館業を営業する(県央保健所 営業六法・旅館業)) (出典:旅館業(薬事衛生課 生活衛生関係)) (出典:旅館業の営業許可(島根県薬事衛生課 生活衛生関係営業様式集))

公式資料・確認日

本ページは公開資料の再調査を随時行っています。上記の確認日より後に、自治体側の資料が改定されている場合があります。

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免責事項
本ページは一般的な情報提供を目的とするものであり、個別物件について法的・技術的な判断を保証するものではありません。必要な書類や手続きは、自治体、建物の状況、用途、面積、改修履歴などにより異なります。実際の申請にあたっては、所管行政庁および建築士などの専門家へご確認ください。