当該施設が建築基準法上、適法であることを証明する書類
公開資料に記載のある書類/根拠:自治体の申請手引き
- 位置づけ
- その他
- 条件
- 横浜市。建築確認済証及び検査済証の写しが添付できない場合
- 取得・作成
- 手引に明記なし(要窓口確認)
- 注意
- 横浜市の手引「4 関係機関のご案内(1)建築物の構造等に関する相談」に、建築確認済証及び検査済証の写しが添付できない場合の対応として明記されています。どの様式・どの資格者が作成するものかは手引に示されておらず、書類の中身は指定されていません。同じ箇所で「既存建築物を旅館業施設に転用する場合は、当該建築物が旅館業施設として建築基準法に適合しているか建築士等にご相談ください」とも案内されていますが、これは相談先の案内であって、建築士による証明書を提出書類として認めると書かれているわけではありません。
- 宿カギの対応
- 物件により判断(求められる書類の形式が公開資料で特定されていないため、まず窓口確認が必要です)
出典:旅館業の新規営業手続の手引(令和8年4月, PDF)(横浜市)
宿カギの実務メモ(神奈川県)
宿カギの補足 — 以下は自治体の公開資料の記載ではなく、宿カギが実務で得た見立てです。
横浜市の手引は、検査済証の写しを添付できない場合を明示的に想定して書かれている点で、今回調べた47都道府県のなかでも珍しい部類に入ります。「当該施設が建築基準法上、適法であることを証明する書類」という書き方は、書類の作成者や様式を指定していません。裏を返すと、何を出せば足りるのかは窓口との相談で決まる部分が大きいということです。宿カギがこれまで扱ってきた案件でも、自治体ごとに求められる書類の形式が異なり、事前に窓口へ確認して初めて分かることが少なくありませんでした。
注意していただきたいのは、手引が建築士に触れているのは「ご相談ください」という案内であって、建築士による証明書を提出書類として認めると書かれているわけではないことです。建築士に相談すること自体は手引が勧めていますが、その成果物がそのまま受理されるかは別の話になります。
宿カギでは、検査済証がない物件について建築士が建築基準法適合状況調査報告書(12条5項報告書)を作成し、検査済証に代わる書面として用いた事例があります。ただしこれは他の自治体での事例で、横浜市の手引にこの書面の記載があるわけではありません。
※ いずれも過去の個別案件での経験に基づくもので、同じ結果を保証するものではありません。